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ゲーム実況・動画編集向けPCの選び方【2026年版】スペックの正解と、予算の掛けどころ

公開日: 2026-07-11 ・ 最終更新: 2026-08-29 ・ 筆者: Akira.N(YouTube評論家)

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ゲーム実況や動画編集を始めるとき、最初にぶつかる壁がPCです。ここを間違えると、録画中にカクつき、書き出しに何時間もかかり、結局買い直すことになります。この記事ではどのパーツに、いくら掛けるべきかを、用途別に整理します。

結論:メモリ32GBとGPUを最優先。CPUは中位で足りる

先に結論を書きます。ゲーム実況と動画編集を両方やるなら、メモリ32GB、GPUはミドル以上、ストレージはSSD 1TB。これが最低ラインです。CPUは最上位を選ぶ必要はありません。

理由は単純で、ボトルネックになるのはCPUではなくメモリとGPUだからです。編集ソフトはプレビューをメモリに展開します。16GBだとタイムラインが長くなった瞬間に足りなくなり、動作がもたつきます。ゲームを裏で動かしながら録画すれば、なおさらです。

パーツ最低ライン推奨掛けすぎ注意
メモリ16GB32GB64GBは大半の人に過剰
GPUミドルミドル上位最上位は価格が跳ね上がる
CPU6コア8コア最上位は費用対効果が悪い
ストレージSSD 512GBSSD 1TBHDDのみは論外
電源余裕のあるW数ここをケチると全部が不安定に

なぜBTOが有利なのか

家電量販店の完成品PCは、動画編集を想定していない構成が多く、メモリが16GB固定だったりGPUが省略されていたりします。BTO(受注生産)なら、必要なパーツにだけ予算を寄せられます。CPUを中位に落として、その分をメモリとGPUに回す。この組み替えができるのがBTOの価値です。

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買う前に、机とコンセントを測っておく

高性能なデスクトップPCを購入しても、「部屋に置けない」「電源が足りない」といった設置トラブルが起きないよう、購入前に以下の4つの手順で設置環境を採寸・確認してください。

  1. 本体の設置寸法と排熱スペースを測る
    PC本体の幅・高さ・奥行きをメジャーで測り、机の下や横に収まるか確認します。特に重要なのが「背面と上面に10cm以上のすき間」を確保できるかどうかです。壁に密着させると排熱が滞り、内部が高温になって熱暴走や故障の原因になります。
  2. 机の奥行きと作業スペースを測る
    モニター(24〜27インチ)を机の上に設置した状態で、手前にキーボード、マウス、メモ帳を置く十分な奥行き(推奨60cm以上)があるか確認します。
  3. 机の天板厚と耐荷重を確認する
    モニターアームを使用する場合、天板の厚みがアームのクランプ対応範囲内か、ガラス製など強度の弱い天板でないかを確認します。
  4. コンセントの口数と電気容量を確認する
    PC本体、モニター2台、照明、オーディオ機器などでコンセントが4〜6口必要になります。また、同じ部屋の同一ブレーカー系統でエアコンやヒーターを使用している場合、同時に使用しても許容容量(1回路あたり1500W)を超えないか確認してください。

用途別に、いくら見ておけばいいか

PCの予算を検討する際に最もありがちな失敗が、「パソコン本体の価格だけ」を見積もって周辺機器の予算が足りなくなることです。実際の運用にはPC本体だけでなく、高解像度モニター、キーボード・マウス、外付けバックアップストレージ、音声用マイクなどの導入費用が別途発生します。まずはご自身が「フルHD編集のみ」「ゲーム実況配信」「4K動画や3Dグラフィック」のどの用途に該当するかを定め、本体と周辺環境を合わせた総予算を見積もる必要があります。

ゲーム実況が主目的なら

録画しながらゲームを動かすため、GPUの負荷が高くなります。フルHDでの実況ならミドルクラスのGPUで足ります。ここに予算を寄せ、CPUは中位で構いません。

動画編集が主目的なら

メモリとストレージが効きます。4K素材を扱うなら32GBは必須と考えてください。書き出し時間はGPUの支援機能でも大きく変わるため、GPU非搭載機は避けるべきです。

両方やるなら

結局のところ、上の両方を満たす構成になります。総額では中価格帯のBTOが現実的な着地点です。構成と価格を並べて比較できるショップで、上の表と照らしながら選ぶのが確実です。

買ってから後悔しやすい3つの落とし穴

PC購入後に後悔した事例として、実際に寄せられる相談の中で発生頻度が高いトラブルを3つ整理しました。いずれの落とし穴も「購入前の仕様確認」を行うことで事前に防ぐことができます。スペック表の数字だけで即決せず、以下の項目を注文確定前に必ずチェックしてください。

1. メモリを16GBで妥協する

最も多い後悔です。ここは削らないでください。

2. 電源容量をケチる

電源が足りないと、負荷がかかった瞬間に落ちます。しかも原因が特定しにくく、他のパーツを疑って無駄な出費をします。余裕を持たせてください。

3. モニターを忘れる

本体の予算を使い切って、モニターが後回しになるパターンです。編集はタイムラインを横に広げるため、画面が狭いと作業効率が落ちます。本体と合わせて予算を組んでください。

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実際に使っている環境と、そこで困ったこと

私が当サイト「ザ・ユーチュービジョン」の運営および動画制作用に使用しているPC環境は、メモリ32GB、ミドルクラスGPU、内蔵SSD 1TBを搭載したデスクトップPCです。週に数本のペースでランキングデータの画面キャプチャ、動画編集、サムネイル作成などの作業を行っています。

実際に運用して直面したトラブルと対処法

  1. 内蔵ストレージの急速な枯渇
    録画した生素材や動画編集ソフトのキャッシュファイルが予想以上のペースで肥大化し、数ヶ月で1TBの内蔵SSDの空き容量が逼迫して動作が不安定になりました。
    → 対処法:作業中のプロジェクトデータのみを内蔵SSDに置き、書き出し完了後は即座に外付けSSDや大容量HDDへデータを移動・退避する運用ルールを徹底しました。
  1. 書き出し時のファン騒音と発熱
    長尺動画のエンコード処理を行う際、冷却ファンが高回転して大きな風切り音が発生し、同じ部屋でマイク収録をしているとファンのノイズを拾ってしまう問題が発生しました。
    → 対処法:音声収録と動画書き出しの作業時間帯を完全に分けるスケジュール管理を行うことで解決しました。

もし今買い直すなら

GPUのグレードを一段上げるよりも、まず「メインメモリを64GBに拡張すること」と「内蔵SSDを2TB以上にすること」を優先します。動画編集ソフト、ブラウザ、集計ツールを複数同時に起動しても一切引っかかりのない作業環境が、日々の制作効率を最も大きく左右します。

よくある質問

PC選びで寄せられる疑問の中から、購入前につまずきやすい項目を整理しました。

ノートPCでも動画編集はできますか

できます。ただし条件があります。GPUを搭載したモデルであること、メモリが32GBまで搭載できること、そして冷却がしっかりしていることです。薄型のノートPCは長時間の書き出しで熱を持ち、性能が落ちます。持ち運ぶ必要がないなら、同じ予算ならデスクトップの方が確実に速くなります。

中古やゲーミングPCの型落ちはどうですか

コストを抑えたいなら選択肢に入ります。ただし、GPUとメモリの世代が古いと、最新の編集ソフトの支援機能が使えない場合があります。また保証が短い、あるいは無いことが多く、故障時のリスクを自分で負うことになります。予算に余裕がないなら、新品のミドル構成の方が結果的に安く済むことが多いです。

結局いくら用意すればいいですか

用途によって必要な構成が変わるため、一律の金額は示せません。まず上の「用途別に、いくら見ておけばいいか」で自分がどれに当たるかを決め、その構成で複数のショップの見積もりを並べて比較してください。本体のほかにモニター、マイク、外付けストレージが加わります。予算を組むときは本体だけで考えないでください。

メモリやグラフィックボードは後から増設・交換できますか

デスクトップPCであれば、基本的に後からのメモリ増設やグラフィックボードの交換が可能です。ただし、スリム型ケースでは大型グラフィックボードが物理的に収まらない場合があるほか、電源ユニットの容量(W数)に余裕がないと上位パーツに交換した際に電力不足でPCが再起動するなどのトラブルが発生します。将来的な拡張を視野に入れる場合は、標準的なタワー型ケースと十分な電源容量(750W以上など)を備えた構成を選んでおく必要があります。なお、ノートPCはメモリの増設が可能なモデルもありますが、グラフィックボードの交換は原則としてできません。

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